脳血管障害のリハビリの様子を考えてみて、
改めて精神科のことを考える
脳血管障害の場合、上位中枢が破壊されるので、下位の機能が突出する
例えば膝蓋腱反射の亢進
伸筋系が優位になって、屈筋系の機能が弱くなる
精神科の場合、例えばシゾフレニーで言えば、
上位中枢が機能停止するので
妄想が訂正できなくなったり、幻聴を訂正できなくなる
強迫性障害で言えば、自動思考として沸き上がってくる思考を訂正できなくなる
だから屈筋系の強化にあたる作業を入れればいいのだろう
ーーー
末梢神経の電位を測定すると、信号に屈筋系と伸筋系が混在しているので、
どちらか一方だけの出力ができるように訓練すれば
リハビリ用の補助装具を使うときには便利だということらしい
それは伸筋系と屈筋系の分岐部分よりも上位で電位を拾っているのではないだろうか
あるいは筋肉は末梢で不要な信号を捨てる機能があるのだろうか
ーーー
下行信号を増強するプログラムを練習すれば役に立つのは同じ原理だと思うので
なんとか工夫できないだろうか