私が原子力に反対するのは、単に原子力が危険を抱えているからではなく、それが社会的な弱者の犠牲の上にしか成り立たないからです。

採録

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"私はこれまで、原子力のない世界を求めて、私の場で生きてきました。
 私以外の方はやろうとしないこと、私にしかできないことを選びながら、やってきました。
 私の戦いは「原子力マフィア」と呼ぶ強大な権力が相手でしたので、私の戦いは常に敗北でした。
 それでも、負けても負けてもやらなければいけない戦いはあると思ってきましたし、今でもそう思います。
 歴史は大きな流れですので、目の前の小さな勝ちを得るためではなく、遠い未来から見ても恥ずかしくない戦いをするべきだと思ってきました。
 私が原子力に反対するのは、単に原子力が危険を抱えているからではなく、それが社会的な弱者の犠牲の上にしか成り立たないからです。
 当然、戦争の問題、沖縄の問題など、無数に存在している課題と通底しています。"
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