空気を読むということと、
背景にある文脈から多義的な言葉の意味を絞り込む能力が
関係していると思う。
自然科学というのは、どちらかといえば、状況に依存せず、
正しいものは正しいし、数値が変わったりしないから、
むしろ得意という場合も多いのだと思う。
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正しさの基準が集団の内部に共有されてあるか、
あるいは、集団に依存せず、自然の中にあるかの違いである
そして後者は、唯一神という観念と結合しやすいだろう
集団の判断としてはAであるが、私は神からの啓示を受けてBであると判断するという場合がある
唯一神という観念を消去したあとでの自然科学を考えても
そこには集団の意思決定に依存しない客観的な真実があると考えることができて
それが自然科学の基礎になっていると思うが
この、文脈に依存しない、背景意味に依存しない真実を信じているのである
文脈に依存せず、反復可能で、他人にも手順を踏みさえすれば再現実験可能な事実
それを自然科学は扱うのであるから、その方面に適正のある人がいるのである
発達障害の人の一部、アスペルガーの人の一部、自閉傾向の人の一部、などに
こうした傾向がみられる