スーザン・ボイルが、1年前にアスペルガー症候群と診断されたことを明らかにした。これまで脳に損傷があると言われてきたのが間違いで、なにが問題なのか明らかになりホッとしたという。
◆スーザン・ボイル画像
スーザンは英国の『Observer』紙にこう話した。「子供のときの診断は間違っていたのよ。脳に損傷があるって言われてたの。ずっと、それって不公平なレッテルだって思っていた。いまは問題をはっきりと理解している。ホッとしたし、自分のことに対してもっと気軽になったわ」
スーザンは子供のとき、周りと違うことで“おバカなスージー”と呼ばれ、いじめの対象になっていた。しかし、専門家に診てもらった結果「IQも平均以上だと言われた」という。
アスペルガー症候群は、特定の分野で並外れた集中力や能力を発揮するものの、日常のルーティーンにこだわったり、他人とコミュニケーションを取るのが困難な場合もある。スーザンも感情の起状が激しいと言われ、エキセントリックな行動で話題になったことも少なくない。
アスペルガー症候群と診断されたことに対し、彼女は「自分の人生は変わらない。ただ、それを受け入れ対処していかなくてはならないというだけ」だが、「私がなぜこんな言動を取るのか、周りにもっと理解してもらえるかもしれない」と話している。
現在、スーザンの波瀾万丈な半生を描く映画の制作が計画中。メリル・ストリープが彼女を演じるのではないかと噂されている。