安倍政権が年内発足を目指す「国家安全保障会議」(日本版NSC)。設置法案に対する参院の国家安全保障特別委の参考人質疑が21日行われ、沖縄返還をめぐる日米両政府の密約を報じて逮捕された元毎日新聞記者の西山太吉氏らが参考人として出席した。
ところが、この日の特別委をNHKは中継しなかった。秘密保護法案を集中審議している衆院特別委の中継もしていない。まるで国民に審議を見せたくないようだ。
テロリストに知られたら大変だとか
アメリカが軍事情報を知らせてくれなくなって軍事同盟に支障が出るとか
そんな話しらしい
怪しい国民を拘束するような話ではないかな安心しろと説明しているのだが
それよりも、そんな大事な機密を漏洩する公務員が想定されていて
そのために法律を新しく作らなければならないほどの事態なのだろうか
このような、いくらでも拡大解釈できる法律は、
運用上の危険を大きく伴うのであって、
良識ある市民社会としては拒絶すべきだ
そのような危ない公務員がいるなら
別の法律でもさばけるだろうし
現に西山事件のときも裁判でさばくことが出来た
政府内部の重要機密を知ることができる立場に
機密を漏洩する意図を持ったものが潜入していたら
今回の機密保護法で何かの足しになるのかといえば
それは全く無意味というしかないだろう
公務員の機密保全としては機能しないだろう
スパイはその上を行くに決まっている
機能するとすれば唯一、一般国民の知らせない項目を政府が任意に決められるということだろう
秘密を盗むプロであるスパイには無力な法律
しかし政府が国民に秘密を作るには便利な法律
というだけのものと見える