絵画なんかでも写真なんかでも分かりやすくって感動しやすいものってあるでしょう
物語や文章や詩なんかでもそうだと思うんですね
難しい文章というものは
現代芸術のようなもので
いろいろな解説をしてもらわないとわからないし
一部の人だけがわかればいいのであって
むしろわからないのが健全と言ってもいいくらいのものだろう
最近難しい文章を読んでいて
ちっとも面白くないと思ったので
どうしてかなと思った
変な物語よりも赤毛のアンのほうがずっと面白いのが当然だ
難しい文章というのはそれなりに芸術的意図があるんだと思う
でもそれは難しそうな雰囲気の文章を練り上げる技術の展開である
もちろん、素人が難しい物理学や数学をいきなり理解しようとしてもだめで
一応ステップというものがある
そして現代物理学と現代芸術はやはり比較不可能だと思う
理解する人がいなくても
そんなこととは関係なしに真実に接近するのが物理学である
いままで予測不可能だった事象を予測する
いままで不正確にしか予測できなかったことを正確に予測する
予測の精度が上がる
現代芸術は理解する人がいないと存在は難しい
やがて私を理解してくれる時代が来るというのもいいが
実際はつまらない商業主義芸術も多い
芸術に値段がつくということに疑問を持たないのかな