航空機事故のようなものでは膨大な補償金が発生し、下手をすると保険会社が破綻することも有り得る。そこで、普通の保険会社はロイズに再保険を掛けてリスクを分散している。例えば、東日本大震災の際には地震保険に膨大な補償金が発生したが、日本の保険会社にはロイズから金が入り、自分の懐は痛んでいない。
ロイズは自社の審査を通った原発しか再保険を受け付けないが、韓国製の原発は審査を拒否されている。日本の原発メーカ3社は、それぞれ米国又はドイツのメーカと組んで審査を通っている。通っているのは、この3つにロシアとフランスを加えた5つだけ。なお、日本で稼働する原発は地震国という理由でロイズが再保険を受け付けない。このため、国がロイズの役割を肩代わりしており、福島の事故では国に膨大な負担が発生している。韓国が原発を輸出しようとすれば、輸入国はロイズの役割を韓国政府に要求する。しかし、韓国政府が保証するはずがない。この問題で韓国の原発輸出は頓挫しているらしい。