精神病についての経過診断の話題について言えば
統合失調症が長期崩壊性の経過をとることについては
異論はないと思う
むしろそのように定義される一群の疾病があるということだ
躁うつ病または双極性障害については循環型の経過を取り、
時間とともに完全に元に戻る時期がある
それが間欠期で
それからまた再び病相期が始まることもある
こうした循環型の経過については、疑問もある
双極性障害でもたしかにそのような経過を辿るが
特に双極性障害でなくても、よくある種類のものである
外部の要因に反応しているだけの場合でも
循環型といえる