福島原発も六ケ所村も貧しさのゆえだったのだろうと理解している だから世間も誰かを責めようとは思わないのだろう しかしIOC総会で「汚染は港湾内にブロックされている」と日本の総理が語るとき、その心のうちはどのようなものだろうかと思う。 有機水銀でもカドミウムでもダイオキシンでもPCBでも海に流してしまえばほぼ無限に希釈されるのであって それは放射性セシウムでもトリチウムでも海水中の濃度としては規制値を下回るものになるはずだ しかし世界の人達は有害物質でも希釈されるから安心だと考えているのではないし、そ

「昭和枯れすすき」では
貧しさに負けた、いいえ世間に負けた
と歌っている

福島原発も六ケ所村も貧しさのゆえだったのだろうと理解している
だから世間も誰かを責めようとは思わないのだろう

しかしIOC総会で「汚染は港湾内にブロックされている」と日本の総理が語るとき、その心のうちはどのようなものだろうかと思う。

有機水銀でもカドミウムでもダイオキシンでもPCBでも海に流してしまえばほぼ無限に希釈されるのであって
それは放射性セシウムでもトリチウムでも海水中の濃度としては規制値を下回るものになるはずだ

しかし世界の人達は有害物質でも希釈されるから安心だと考えているのではないし、そんな答えを望んでいるのでもない
随分時間も経っているし、そろそろ対策はできているんでしょうね、と真面目でうぶなふりをして意地悪く聞いただけだろう

IAEAはじめ、安全を監督する人たちは、原子力に関して危険過ぎるから全部やめようと言われるのは困るはずだ
仕事がなくなる

安全監視する人たちがそもそも一番原子力利用拡大を望んでいるはずだろう
そうなってこそ権力の旨みが発生する

IOC総会のような場所でハプニング的な質問はないはずで(ハプニングがないように大金をばらまいているのだから)
むしろIAEAの筋はあのようなまっとうな質問をしたという証拠を残し、
日本の代表には嘘があってもいいから安心だと言わせる
というようなシナリオだったと思う
嘘はばれるだろうが(どうせみんな嘘だというような感じだろう)、
監視する側が嘘をつくのではないから、
とりあえずは責任はない

IOC総会というスポーツマンシップの濃度100%のような場所で嘘なんかつくはずはないと思いました、
だって日本のオリンピックメダル級のスポーツマンが何人も出席していました、彼らのスポーツマンシップを信じて当然ではないですか、
さらには日本の皇族も演説していました、そんな中で嘘をつくなんて、ありえないと思ったのです
と釈明すればよいのだろう

貧しさに負けて嘘をつきました
貧しさ故にオリンピックが必要でしたというのなら、同情する
しかし日本国総理が貧しさ故に嘘をつくはずはないのである

テレビでは2013年9月21日に至っても依然としてロゲ氏が東京といってカードを裏返し日本オリンピック誘致の一団が
歓喜に沸いて抱き合う姿を放送している
いろいろな意味で絵になるのだろう
文章ならばその意味を書かないではいられないが
画像では意味は見る人が感じ取ればいいのだろう

3.11の震災の後で仁科亜季子母娘の出演するACのコマーシャルが流れ続けた
反復すればみんな大好きになるという法則を打ち破り
大多数の人に嫌われた珍しい例になった
そして後になって、子宮頸がんワクチンは、国としては「積極的には推奨しない」ものになってしまった
先行していた「欧米」では、そのような不都合が起こることは織り込み済みで納得していたのに、
日本では大変な反発をかうことになったようだ
このような例もある

日本オリンピック誘致の一団が激しく歓喜するあの光景は今後どのような意味が付与されてゆくのだろうか