子供の頃の体験は濃密である
それは脳が構築されてゆくからだろう
基礎構造を決定しているのだろう
大人になってからの体験は薄いものになる
それは一応完成された脳が通常運転に入っているからだろう
情報を処理して、不具合があれば脳回路を微調整する
それだけなので日々は薄く過ぎ去る
その頃、次の世代は、「いま」を脳に刻み込むために活発に吸収している
環境が変化してしまうと少しだけ応用編になる
そろばんで育った人が電卓を使うようになり、次にはPCを使うようなものだ
そろばんと電卓とPCの共通の基礎回路が働いているのだろう
その点ではそろばん回路に特殊化するのは得策ではないような気がする