2013年9月2日、今日も東京は晴れて暑かった。体調はけろりと回復している。午後になってニュースが流れ、埼玉県越谷市から千葉県野田氏にかけて竜巻が発生し、被害について様々な映像が流れていた。屋根と天井が飛んでしまった家、学校ではガラスが全部壊れている、コンクリートの電信柱は根のところから曲がっている、多くの停電した家、しかし家を空けると盗難のおそれがあるので誰かは泊まりこんでいる。ある局のアナウンサーはあろうことか障子を手にとって、「ご覧ください、このようにすっかり破れています」っていうのだが、それは金魚すくいの網のようなもので、竜巻が来たら一番最初に破壊されるような性質のものである。そんなものを見せて竜巻の破壊力が説明できるとなぜ思ったのだろうか、非常に不思議である。一人の判断であれば、ときには勘違いもあるだろうが、スタッフも居るはずである。それはそうとして、ハウスメーカー各社は情報操作に乗り出しているだろう。テレ朝の報道ステーションで流れているコマーシャルだけでもいくつかハウスメーカーがある。美川憲一の555万円の家というのが異次元のセンスで独走しているのだが、その他に木村拓哉のコマーシャル、横綱白鵬のコマーシャルなどがある。もちろん、積水ハウス、旭化成などが竜巻でも飛ばされなかった家をアピールするだろう。損害保険の関係はどうなっているのだろう。また電柱をつないで停電を復旧するのは東電とその協力会社なのだろうが東電にすればこんなにも次から次にという思いだろう。福島では今日も新しい「汚染水漏洩」箇所が見つかった。原子力規制委員会の田中委員長は今日海外特派員協会で講演、福島第1原子力発電所における汚染水問題への対応で、放射能濃度を許容範囲以下に薄めた水を海に放出する必要性をあらためて強調した、とロイターが伝えている。特派員からは厳しい質問が飛んで、水漏れがするというのならなぜ水量メーターを付けないのかなど聞かれていた。「急場しのぎで様々な抜けがあった」と答えていたが、大変に困ったものである。安倍総理は明日、抜本的な解決を示すとのことで大変期待されるところだ。ニュースの中では竜巻のメカニズムを説明しようとして、積乱雲の上部で氷点下になり、地表近くでは33度程度、その差が40度くらいになっていて、大変大きいなどと言っていた。上昇気流が発生して自動車が空に巻き上げられたりする。こういう巨大なエネルギーをうまく利用できないものかと思う。明日の天気予報は関東以外は日本中雨。まだまだ降るらしい。九州の桜島噴火のあと、農家のビニルハウスに灰が積もり、台風でも来ないと掃除もできないと農家が言っていた。この雨で掃除はできたがそれ以上の困った災害になるらしい。