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たとえば、遅刻する。自分が遅刻すると「私は時間にルーズな人間じゃない。今回はたまたまこういう理由で遅れたのだ」と言いたくなる。逆に人が遅れると「こいつは何時も遅れるな。本当にルーズな野郎だ」と。
例えば失敗する。自分が失敗すると「私は充分に努力した。しかし今回は不幸だった」」と言いたくなる。逆に人が失敗すると「本当にこいつはダメな奴だ」と言いたくなる。
逆に成功する。自分が成功すると「俺は頑張った」と言いたいだろうし、人は「こいつはラッキーだったな」ということになる。
これは性格が悪いとか、そういう問題じゃない。こういう風に考える人が大半であり、現実に人はそういう風に言うということだ。これをしっかり把握しておけば、人付き合いでそれほどこじれることはない。
まあ、そんなもんですよ。で、そんなもんだと思って何も言わないことが一番です。で、言わなきゃならんときは「自分が言われたいことを人に言え。人に言いたくなることを自分に言え」ということで。間違えないように。
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