景気が良くなるってどういうことでしょうか
相手がほしい物をこちらが売って、こちらが富を蓄えれば、それで自由に買い物ができる、それが景気がいいということでしょう
その自由に買い物をするという商品はどこか他所の土地の産物ということですか
まあ、そうだろう
結局一巡するだけなんですね
いや、そうとも限らない、ドイツとギリシャのようにドイツは売るだけ、ギリシャは買うだけという場合もある
そうしたらギリシャはお金がなくなるじゃないですか
だからドイツはギリシャにお金を貸すんだよ
すると貸したお金はすぐにドイツ国内に帰ってくる
要するにギリシャを借金まみれにしてベンツを売りつけたというわけだ
それが景気がいいということなのかな
たぶんね
いやいや、生活必需品の話をすれば、いまの貧乏経済でも足りていると思うよ
餓死する人はいないわけだし、病院にかかれない人もいないでしょう
無駄金を使うような景気の良さがないということでしょう
分不相応なマンションなどを背伸びして買わせるのが資本主義でしょうな
それでこそ経済は成長する
でも物価も賃金も上がったら同じじゃないですか
同じじゃないんだ、そこには必ず時間差があって、その時間差を商売にしている人たちがいるわけだ
時間差があるから金利が発生したりするわけでしょう
時間差がなければ貨幣価値は同じで利息も発生しようがない
で、景気がいいというのは何を指しているんでしょう
たぶん、各人が一所懸命働いて、汗に見合った報酬を得て、
それぞれの思う生活に向かっているという状態でしょう
いまは仕事もないし、将来に対する夢もない
しかしそれは途上国経済というもので、成熟国家の場合の経済は別でしょう
そうそう、全く別なの
セカンドカーを持ったり別荘を持ったりというようなイメージではないね
景気がいいと言っても
どの人も最低限生きていくには困らない社会になったら
景気がいいということの意味も違ってくるんだろう