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苦痛を受けたのだから対価をよこせというのは当たり屋的で頭のおかしな発想だ。死ぬほど苦痛を受けて逃げませんでしたというのはただのバカであって、誰だって苦痛からは逃げる。自衛するのが当然だ。その能力の欠如がなぜ尊さに繋がるかが判らない。そんなものには微塵も価値がない。
苦痛がもし尊いとすれば苦痛を通じて余人には触れ得ない素晴らしいものを取得できたからこそそのチャレンジが尊いわけで、苦痛そのものは無価値だ。そこを社会的なコンセンサスにしておかないと誤解したバカが、自傷芸でお金を要求する社会になる。
就職後もそうだ。会社にただ長時間いることそのものにはなんの価値もない。残業というのは仕事をしてるから価値があるのであって、ただ席に座って僕は会社に従順なんですよアピールとか、仕事を沢山やってるんですよアピールとか、無能の所行だ。その仕事を昼間終わらせておく方がよほど尊い。そうして仕事を終わらせて定時に帰る人間を叩き、ただ会社で寝泊まりする人間を称揚するような風潮は、叩きつぶしておくべきだ。
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