“ ヘーゲルが歴史哲学を考察した時に、放射能はまだ発見されていなかったというのは、いかなることなのか？
ハイデッガーは「ホロコースト」に生涯、沈黙しました。では、広島について、彼は何か言ったか？
ハイゼンベルクの宇宙方程式も、思考様式としては、ガリレオのそれと何も変わりはない、と述べたハイデッガーでした。
だから、重要なのは、なぜ、そして、いかにしてガリレオのような思考様式が誕生したのか、である、と。
この意味では、放射能の発見も、ガリレオ的思考様式の結果である、と言えます。
ガリレオ的思考様式とは、すなわち、自然科学のことです。
知識が進歩すること自体には何も問題はないとしてー、いや、それとも、放射能の存在を知った後では、人類には、やはり、禁断の知、というものがあったのか？
自分で管理できない自然界の力を解き放つとどうなるか？
福島原発事故が、今、まさに私たちにデモンストレーションしています。
事故の処理、東電の損害賠償問題は、それはそれで大きい問題ですが、私には、自然科学の進歩の問題、神学の問題が気になります。”
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結果はどうなるか不安な点もあり、最終処理の問題は未来に委ねられ、
しかしそれでためらっていると、ためらいのない愚か者が先んじて実現してしまう。
哲学のない愚か者を教育することも難しいし
法律で縛っても、法律は国境を飛び越えることが出来ない。
新興国の愚か者から見れば
先進国の愚か者こそに罪がある
新興国は先進国と同じだけの利益を享受したいと主張する