“世の中には無能が多いと思ってる これには三つのパターンが考えられます。 まず幼児万能感覚でいて、物事を頭の中でしか考えてない人です。それも自分に都合良くしか考えてません。 こういう人は実務を知りませんから、物事を常識では有り得ないスーパーマンで捉えています。たとえば料理を食べる時は一瞬です。そのための下ごしらえなどの手順を理解してないので、すぐに料理が出てこないと料理人をのろまと感じてしまいます。自分の都合通りにできない人は、すべて無能になります。 小説であれば読む時は1冊数時間ですから、1週間もあれば書いて出版できるだろうと考えてしまいます。 まあ、これが子供なら仕方ないのですが、成人してる人の中にも、この感覚でいる人を見掛けます。こういう実体験ないし現場を知らない人は成功にはほど遠い位置にいますので、必然的に失敗します。 二つめは相手に常に完璧を求めるあまり、いつの間にか無能が多いと思い込んでしまう人です。 こういう人は常にチャンピオンデータ(記録的な成果)を当たり前と思い込み、それができない人は無能と考える傾向があるようです。何故そうなるのかというと、実はこれも無知が原因です。チャンピオンデータには必ず理由があるのですが、それを理解してないために、一方的に相手を無能と決め付けるわけです。 こういう人はチャンピオンデータ(傍から見れば希望的観測)で計画を立てる傾向があるわけですから、失敗するのも当然でしょう。 上の二つとは違い、自分を優秀だと勘違いしたために、世の中には無能が多いと感じる人もいます。 要するに謙虚さを失って、天狗になってしまう人ですね。でも、これはお山の大将ですから、自分からもっと高みを目指す気持ちは失われるでしょう。あとは失敗する人生へまっしぐらです。 こういう勘違いする人で意外と多いのが、教える立場にいる人です。 当然のことながら、学びに来る人はまだほとんど能力が磨かれてない状態ですから、表向きは自分よりも能力は劣ります。そのため、いつの間にか天狗になって相手を見下すのではないかと思います。 どうでも良い話ですけど、こういう種類の人が多いと聞かされるのが、自動車教習所の先生なのは何故でしょうね? ”