“80~90年代の応援ソングは概ね「諦めなければ叶うよ」「負けずに頑張って」的な、
聴き手のレベルアップや努力を求めるものが基本だったのですが、2003年にSMAPの
アレが売れて以降、「1番にならなくてもいい」「今のままでいいんだよ」的な
現状追認型の方が圧倒的に優勢になってきまして。
まあ、聴き手としても頑張らなくてもいいんだったら断然そっちの方がいい。
これって何か、元々日本に入ってきた頃の仏教は戒律や修行をかなり頑張らないと
極楽行けない仕様だったのが、だんだん日本国内で様々な宗派が立ち上がるたびに
教義が緩くコンビニエンスになっていき、そのうちに「心の中で念仏唱えておけば
すべてオーケー」的なノリのまで出てきて主流化したっていうのに近いと思った。
ということで、現在の現状追認型の応援ソングを総称して
「浄土真宗型J-POP」と呼びたいと思います。”