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「内向的な人は、anti-social なわけではなく、外向的な人と比べると刺激に対する反応の仕方が違うだけなの」
Susan さんはこのことを子供の頃のサマーキャンプで初めて意識したといいます。読書好きで、家族がたがいに静かに読書しているような家庭に生まれた Susan さんは、サマーキャンプもきっと小さな女の子たちが寝袋を並べて読書する場所だろうと想像していました。
しかしキャンプの大人たちは子供たちを集めて「さあ、キャンプ魂を燃やそう!」「アグレッシブになろう!」と号令をかけはじめ、そのことに Susan さんは衝撃をうけます。チームワークをしなければいけない雰囲気のなかで、彼女は一人で本を読むことが「恥ずかしいこと」といわれたのも同然だったのです。
声を上げ、競争の爪を研ぎ、目立つことを要求する世の中のなかで、内向的な人は息をひそめて生活していると Susan さんはいいます。その数は、世界人口の3割とも、4割ともいわれています。
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