“ 同時にもうひとつわかったことがあって、俺が店長やってる店では、どっちかっていうと気の弱い、神経質なくらいの子が最終的には仕事ができるバイトに「化ける」ことが多い。それって、俺自身が本来は引きこもり傾向の強い人間で、比較的そうしたタイプのフォローが上手で、そうしてるうちに本人が「自分にもできることがある」的な自信を持つことに理由があるんだろう、と思ってた。「この職場でなら、自分もやれる」ってのは、つまり帰属意識につながるわけで、それを持った人間は仕事において大きなモチベーションを持ちうる。  もちろん

同時にもうひとつわかったことがあって、俺が店長やってる店では、どっちかっていうと気の弱い、神経質なくらいの子が最終的には仕事ができるバイトに「化ける」ことが多い。それって、俺自身が本来は引きこもり傾向の強い人間で、比較的そうしたタイプのフォローが上手で、そうしてるうちに本人が「自分にもできることがある」的な自信を持つことに理由があるんだろう、と思ってた。「この職場でなら、自分もやれる」ってのは、つまり帰属意識につながるわけで、それを持った人間は仕事において大きなモチベーションを持ちうる。
 もちろん、そうした理由も大きいんだろうけど、もうひとつ。そうした子って、本質的に「自分の周囲でなにが起こってるか」ということについてえらい神経質なことが多い。原因のボジネガの違いはあれ、現象としては「視野が広い」ということになる。
 あんがい、そういうものもあるのかなー、と思いました。