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エルサレムでは1月10日に20センチの雪が積もり、市内の交通がストップした。この時期としては20年ぶりの大荒れの天候だった。雪の重みで多くの木々が倒れ、公園では人々が雪合戦を始めた。イスラエルのシモン・ペレス大統領が官邸前でボディーガードの手を借りて雪だるまを作っている写真まで公開された。
オーストラリアでは全土で記録的な猛暑となり、同国気象庁は、前例のない気温に備えて、地図の色分けに摂氏50度以上の紫色と52度以上のピンクの2色を追加した。元日からの8日間は記録的な暑さで、とくに1月7日は平均気温が40度と、過去最高を更新した。
世界のほかの地域も同じように異常気象に見舞われた。アメリカ東部と北ヨーロッパの広い範囲で春のような天気に恵まれた一方で、東京では14日に市街地で8センチの積雪となった。これは平年の年間累積降雪量の半分以上にあたる。
中国では1月上旬の平均気温がマイナス4度まで下がり、ほぼ30年ぶりの寒さとなった。渤海の莱州湾(らいしゅうわん)では、1000隻以上の船が氷に閉じ込められた。
同じ時期に、ブラジル北東部は熱波と干ばつに襲われ、当局は10年ぶりに電力の配給制の導入を検討している。リオデジャネイロでは43度という史上最高気温を観測した。
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ニュース – 環境 – 2013年、世界各地で異常気象の年明け