“意外と知られていない事実ですが、転職で最も多いのは縁故採用です。人材会社、ハローワーク経由では実はありません。
「縁故採用」というと親のコネを思い浮かべる人が多いと思います。しかし実際は友人・知人の紹介や取引先の社長や管理職から誘われて、というケースの方が一般的です。
こういう事実を知ってから、転職について私はこう考えるようになりました。
「会社を辞める時に、うちに来ないか、と言ってくれる人が3人以上いるなら転職OK。3人もいないなら、今の会社でもう少し頑張ることも考えよう」
縁故採用はお互いにメリットがあります。まずお互いのことをよく知っていることです。そういう状態での転職ですから、人間関係も良好、待遇も比較的恵まれている場合が多いのではないでしょうか。また、ミスマッチも少なく、継続しやすいように思います。
働くことに関してもう1つ言えることは、常に「うちに来ないか」と言ってくれる人が何人かいるような働き方、過ごし方をしよう、ということです。そのためには、今の職場で一生懸命働くことと、会社にひきこもらず、会社の外の人と積極的に会うようにするということです。特に内勤の人は、意識して外に目を向け自分から行動しないと、社外の人の目に留まりません。”