出稼ぎと高度経済成長と統合失調症

出稼ぎと高度経済成長と統合失調症が関係していると思う

出稼ぎと高度経済成長が終わると統合失調症は軽症化する

ーー
北海道や東北から大相撲の関取が排出した時代があり
そのあとでモンゴル横綱の時代になった

出稼ぎ労働力がどのあたりから供給されているかが分かる

ーー
少子化と家族内扶助減少、極端な貧乏の減少が関係して
苦しくても働くという考えはなくなってきている

労働の倫理がなくなっている

日本でも起こったことが中国ではもっと大規模に急速に進行するだろうと思う

ーー
時代に優勢な病気としては
統合失調症からうつ病に、そして躁うつ病になって性格障害になっていくのだろうと思う

それはまた診断の側の問題もある

統合失調症でも双極性障害でもパーソナリティ障害でも
うつ状態は見られる
それぞれのうつ状態を精密に見るよりも
社会全体の病気に対する見方とか患者さんが何を言って欲しいかに寄りかかってしまう面がないかと思う
それは診断とはいえないだろう

それは洋服の色の流行のようなもので
顧客が洋服の色を気にしているなら、好みの色を提供するのだろう
もちろん、洋服を色だけで語るのは素人というものだろうけれども

ーー
うつ病は軽症化しているのに
いじめはますます蔓延してスクールカウンセラーは困っているし
教育委員会はいつもお詫びをしている

いじめが蔓延していることから考えると
うつ病の軽症化というものは
うつ病の内部での軽症化と言うよりも
うつ状態の外形をとる別の病気が蔓延していると言うべきなのではないだろうか

ーー
心理学派が消滅しつつあることも軽症化と関係があると思う
生物学派が圧倒的に多くなり、画像診断や遺伝子診断など
心理学的な手法ではない、生物学的な手法が盛んになりつつある

生物学的検査による
躁うつ病や統合失調症の診断ができるようになるのだろう

そして生物学的には診断できないうつ状態や妄想状態が残されて
その部分は病気とはいえないが対処すべきものとして心理学が扱うのだろう