熟練の要らない仕事

およそ仕事というからには
熟練していて、そのことに対する代価が支払われるか、
我慢が必要な仕事で、その我慢の代金として給料が支払われるというのもある
特殊な才能があってたとえば漫画が上手にかけるから代金が支払われるというケースもある

しかし考えてみれば
特に何も練習も熟達もなく生まれたままで
自然に絵顔を振りまいたり、思いついたことを話したり、
歌いたいように歌ったり、踊りたいように踊ったり、
書きたい言葉を歌詞にしたり、
接客しても自分が飲みたいから飲むしという態度で通すとか、
その人が当たり前に生きていることそのものが商売になってお金になってしまうということがあったら
それはとても幸せなんだろうか

熟練していって、自信が出てくるものだけれど、
私はなんの努力もいらない人間なのだという自信もあるものだろうか