山嵐の棘が長くなったら

集団内での居心地の悪さを説明するために
パーソナル・スペースが用いられることがある

例え話としてハリネズミ(山嵐)で説明すると
棘が長くなって、防衛皮膚が弱くなると
密集地域では住み続けることができなくなる

単純な「人口÷面積」による人口密度ではないのだが
ある種の「人口密度」が過剰になると
他人の棘が痛くて住んでいられないことになる

昔は50人学級でも問題はなかったのが
最近は35人学級でも問題がある

棘が長いのに皮膚が弱くてすぐに傷つく
寒さに弱くて耐えられない

棘が長いなら傷つけあう頻度は高くなるのだから
皮膚を厚くして耐えなければならない

傷つくのが嫌ならば寒くても我慢するしかない

棘の長さと寒がりの度合いで
対人距離が決まると言われるのだが
最近では寒がりの要因ではなく
皮膚の弱さ、破れ易さがあるように思う

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最近のサッカー選手やオリンピック選手のインタビューを聞いて感じることでもある

こういう人達は前からいたと思うが
プロデューサーが編集の段階でチェックしていたと思う