下部構造が上部構造を規定するというほど高級な話ではないのだが
現代の産業構造の変化が精神病に変化を与えているという話はよくある
都市部の精神疾患罹患者の職業としては
IT関係、特にSEが多いとはよく言われているところだ
主な産業で見ると、昔はもちろん農業、水産業、林業などだった
頭脳はもちろん必要だけれども
それは多分集団の中で指導的な人間に頭脳があればいいだけで
あとは筋肉だけが必要だったろうと思う
工業の時代になって
鉄の男も自動車の男もタイヤの男も、その他いろいろあったたとは思うが
おおむね、筋肉である
現代ではコンビニ店員かSEか
そのあたりを考えると男性の筋肉は必要がない
むしろ女性のほうが脳梁が発達していて言語能力も高いので
現代型産業には適しているだろう
男性であるとしてもかなり女性的なタイプの男性が向いているのだろうと思う
そんないまの世の中で、筋肉で生きる男の場所を作ってあげたい
たとえばプロ野球なども配球だとか駆け引きだとかいっていてややこしい
ただ単に畑を耕していれば飯が食えた
ただ単にベルトコンベアに張り付いて仕事をしていれば飯が食えた
そんな時代のほうがいい
仕事がなくなると
悪いことも考えてしまうのだろう
それではいけない
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そんなこんなでやっとSEになってはみたものの
SEは甘い仕事ではなかったということだ
ただ真面目なだけでは終わらない
東京の就業者は全国から優秀な頭脳労働者が集められている感じはあるのだが
最近は少子化で分母が小さいので
分子も優秀者確保がなかなか困難である
そんな人達全部にSEをやれというのは
大きな間違いだろうと思う