北海道教委は22日、道内の高校2年生の約2割が抑うつ傾向にあるとする北海道学校保健審議会(会長=長瀬清・道医師会長)の「児童生徒の心の健康に関する調査報告書」を公表した。
調査は2011年7~8月、札幌市を除く道内の公立学校から80校を無作為に抽出、小学3、5年生、中学2年生、高校2年生の児童・生徒計3735人を対象に実施した。「抑うつ傾向にある」と判定された割合は全体で12・4%で、小学生の2学年は約4%だったが、中学生では13・3%、高校2年生では19・4%に上り、年齢とともに高くなる傾向があった。高校2年生で「抑うつ傾向」と判定されたうち、4・2%が「重度うつ」とされた。
調査は簡易判定であり、医師の診断による「うつ病」とは異なるが、北海道大の伝田健三教授(児童精神医学)は「うつ病の予備軍であることは事実であり、学校現場での対策を考えていく必要がある」と指摘している。
(記事提供:読売新聞)
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