感情の起源

感情の起源ということが時々話題になる
多分多い意見は共同体としての一体化に利益があったということだろう

共同で狩りをする様子
また共同で雲南省の棚田を耕作する様子

感情を共有することに利益があることは納得しやすい
ここで一発気合を入れる、という感情を共有しないと力は出ない

気分は感情よりも身体に近いものだろう
普段の筋肉とここ一番の筋肉の違いのようなものも考える

喜怒哀楽は感情であるが
気分はその底部にあって一貫する『傾向』のようなもので
もっと身体よりになると気質とかの言葉になるだろう

気分・気質+エピソード=感情

基礎体力+エピソード=力

のような感じだと思う
状況に応じたものが感情である

ハリケーンや災害などで災難に巻き込まれて
感情が燃え上がる
悲しみも燃え上がるし愛情も燃え上がり
妊娠率が高くなったりする

気分や気質はそういったエピソードを受け止める基盤のようなものだと思う

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私の考えでは
気質はManic+Anankastic+Depressive の3つの成分から成り立っていて
最近の言葉でいえば連続的なスペクトラムを形成している

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この世界にたった一人で生きているとして
感情信号系がどれだけ有効であるかは疑わしい

また遺伝的プログラム部分が大きいと思う

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どのような感情にしても「同調性」が問題になる

集団機能として大事なのは同調性であって
その中身が何であるかは実はあまり重要ではない

各集団で喜び方とか悲しみ方が違うのはその反映だと思う

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他人を「同調させる」個体と
他人に「同調する」または「同調させられる」個体がある
 
このあたりの観察も面白い
ある集団では優秀で「同調させる」個体であったものが
一段階上の優秀な集団に入れられて「同調する」個体に変わり、そこで成長が止まる

たぶん性ホルモンや成長ホルモンなどの問題なのだろうと思うが
個体によりレベルがあるようだ

人種によっても多少の違いもありそうで
他人種集団ではそのようなことも考察の対象になるだろうと思う
 
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このような側面で考えると
パニック発作などは一般に危険信号への過剰反応として理解できるので分かりやすい面もある

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