DSM分類が素晴らしいとも思わないが
では、他に作ってみるかと考えると
もちろんDSM以上にいい考えもあるはずはなくて
それはそれでよくできた熟慮の結果のものだと思う
DSM
抑うつ
興味・喜び
食欲
睡眠
不安・焦燥・制止
意欲
罪責・無価値
思考決断
自殺
ICD
○大項目
・抑うつ気分
・興味と喜びの喪失
・易疲労感の増大と活動性の減少
○小項目
・ 集中力と注意力の減退
・ 自己評価と自信のなさ
・ 罪責感と無価値感
・ 将来に対する希望のない悲観的な見方
・ 自傷あるいは自殺の観念や行為
・ 睡眠障害
・ 食欲不振
数回の面接で自然な会話の流れを作り詳細に記録して
このような項目に関して
あとですべて評価できるようにする
このような項目に関して
あとですべて評価できるようにする
状態像なので、もちろん経過も抜けているし、家族・遺伝歴も抜けているのだが、
現在の状態してても、
数回の面接で自然な会話の流れを作り詳細に記録して
このような項目に関してあとですべて評価できるようにする
数回の面接で自然な会話の流れを作り詳細に記録して
このような項目に関してあとですべて評価できるようにする
「あなたは不安ですか」「はい」というくらいならば
最初から「あなたは憂うつですか、興味喪失ですか」と聞けば良いことになってしまう。
そんなはずはないでしょう。
報告をすると「うつでつらいのできたそうです」で終わってしまう。
そうではなくて、具体的なことを語る中で不安や憂うつについて、
具体的なエピソードを通じて、その人のことばで、出てくる。
すると、「こういう憂うつ」と理解できるようになる。
将来、診断基準の変更があっても、カルテの中から拾えばいいので対応できる、そんなカルテになる。
たとえば将来「大不安」「悪性不安」などのカテゴリーができたとして、
古いカルテを読めば、該当者が拾い出せる、そういうカルテになっていて欲しいわけ。
もちろんそれは理想であって現実には難しいんだけれども、
しかし具体的なエピソードを書き、
それについての患者さんの感じ方考え方を書いていけばいいわけです。