ダン・コブリー:マーケティングについて物理が教えてくれたこと

http://www.ted.com/talks/lang/ja/dan_cobley_what_physics_taught_me_about_marketing.html

消費者に何を買いますか、何を見ていますかと聞いても本当の答えは出てこない
実際の行動を把握しないといけない
売上統計を見たりグーグルの統計を見たりしたほうがいい
というのは
精神科的面接でも同じなのだけれども
だからといって
客観的な外部行動だけが測定できるもので意味のあるものだという行動主義的見解にも疑問がある

内面について嘘も見栄も混ぜて話してもらい
そこからすべては始まり、終わる
そのような考え方もある

観測者が観測すると対象の状態は変化してしまうのだが
変化して治ればそれでいい

客観化が難しいし
嘘もつき放題だろうが
そこは治療者の良心の問題である

そう、問題なのは治療者のつく嘘なのである
患者のつく嘘は織り込み済みである

昔のはなし
大学で新しい精神療法と称して効果の不安定な治療をしているグループがあって
いろいろと疑問もあるので
きちんと手順を踏んでデータを集めて効果を検証するという段になって
いつのまにかそのグループは解散していたということが
アメリカであったとのことだ