たとえば歩行障害に対する診断と統計のためのマニュアル

たとえば
1.平地前方歩行障害
a.100歩以上休まずに歩ける
b.100歩以内で休まないと歩けないことが14日以上続いている
c.
100歩以内で休まないと歩けないが、それは14日は持続していない
ただし歩行中に転倒する場合は2.である

2.転倒型平地前方歩行障害
a.怪我をしない
b.怪我をする

3.平地後方歩行障害

4.階段下降障害

5.階段上昇障害

マニュアル使用にあたっての注意
後方歩行障害はインタビューだけでは不足なので必ず実際に歩行してもらい確認すること

次回改定ドラフトでは後方歩行障害は削除すべしとの意見も出ている

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まあ、こんな具合で、それぞれの場合にどの薬が効いたとか効かなかったとかデータを出して
どのタイプなどの薬がいいとか
言いたくて始めたわけなんだけれども
最近はプラセボとの効果の差が出ないので認可が難しくなっている

認可されているのは厚労省も文句をつけにくいような大物役員がアメリカとかにいるような会社の
アメリカですでに特許切れになっている薬など
それでも難産です

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こういう分類が
エチオロジー、つまり病気の原因と結びついた診断には遠いことは明白であるし
ということはつまり治療の参考にもあまりならないということになる

しかし実際的な生活の困難を表現するには
よい分類だと思う
生活障害を認定して補助金を出したりするときには便利だろうと思う

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しかしこういう話はどこの製薬会社も嫌がるので
黙殺される

Aはどの場合に効果がありBはどの場合に効果があるなどといえば
二つの製薬会社に好まれる

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神経症性うつ病と言われていたものは
現在は
気分変調症と全般性不安障害に吸収されているとかの
記事がどこかにあったようなきがするのだが
全く理解が違うので驚く