対人関係論と天動説

多くの対人関係論は
脳という実体を考えた場合に
便宜的な概念でしかないことは明らかである

正確にモノを考える時には
地動説のほうが正しいのであって
対人関係論で考えるよりは
実体としての脳を考えて、それが情報処理をどのようにしているかというのが
話の本筋になる

そこのところを何とか考えようというのが、
心の内部に対人関係をすっぽり取り込んで
内的対象関係として
考えていこうというものだろうと思う

そうすれば実体としては脳しかないのに
あたかも対人関係というものが実体として存在するかのような
話は回避できる

わたしは脳を実体として考え
感覚神経と運動神経を通じて外部と情報をやりとりしているという
地動説でいいと思う

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