サイコエデュケーションと論文には書いてあるが
疾患教育という日本語がいいのだろう
どういう時に病気になりやすいか
その時どんな症状が出やすいか
そしてそれを防止するにはどうすればよいか
などをきちんと伝える
当たり前の事のようだけれど
これがならなか難しい
きちんと出来れば再発や再燃を減らせることは明白なので
薬剤の連用よりもずっと価値があることだ
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疾患教育は
認知行動療法と違って
あなたはここがダメなのと「ダメだし」する必要がない
そこもいいところだ
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躁うつ病の人がうつ状態で来院したとして
とりあえずは抗鬱剤で開始するのだけれど
いいタイミングを選んで気分安定剤・ラミクタールなどを開始して維持する
抗鬱剤は抜く
そのころに疾患教育と認知行動療法とで
おもにマニーの再発・再燃を防ぐ
この場合、本人はマニーと思っていない状態が実はマニーまたは混合状態で、
それがうつの原因なのだと理解していただき
その人の場合のマニーのチェックのしかたを覚えいていただく
これが合理的な対策だと思う
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躁うつ病を考えて見るに
ある時期右利きの人が
別の時期には左利きになる
というくらいの意味で逆になると考えるとしたら
かなりイメージが違うと思う