Cognitive Analytic Therapy
認知分析療法
What is Cognitive Analytic Therapy (CAT)?
認知分析療法(CAT)とは?
→ キティちゃんの一般名。
CAT is a time-limited therapy which focuses on repeating patterns that were set up in childhood as a way of coping with emotional difficulties and deprivations .
CATは、感情的な困難と喪失を取り扱うための方法として、子ども時代に形成されて繰り返されるパターンに焦点をあてた、時間的制約のある心理療法である。
→ ある程度決定論的になりますね
The CAT therapist and the patient, work together to recognise their maladaptive patterns and then to revise and change the patterns.
CATのセラピストと患者は、不適切なパタ-ンを認識し、修正・変更するために協力する。
→ それを変更できるという前向きな感じがいい
CAT is particularly helpful for helping patients recognise relationship patterns that continue throughout life and are difficult to change without help.
CATは、人生を通して続いていて援助なしでは変えることが難しい、対人関係のパターンを患者に認識させるときに特に役立つ。
→ 認識するだけで治りますよと初期のフロイトは言った。
Features specific to CAT include the therapist writing a reformulation letter to the patient early in therapy, which is the working hypothesis for the therapy and helps promote change. The therapy is usually 16-20 sessions with the ending identified from the start.
CATに特徴的な点としては、セラピーの初期にセラピストが患者へリフォーミュレーション・レターを書くことである。
それはセラピーの作業仮説であり、変化を起こすことを助けるものである。
セラピーは通常16-20セッションであり、終了日は最初から決められている。
→ こういうのは英国の保険制度に沿った話なんだという見解が強いですね。本質ではないと。
一方で、本質的に回数も終了日も決めたほうがいいのだ、決まるのだという見解もあり。
見解の違いがあるということは、どちらが正しいか決定することができるはず。
たいていは、ケースにより様々で、うやむやに終わる。
What sort of problems can CAT help with?
CATが援助できる問題は?
→ ミッキー問題
CAT is used with a wide variety of problems such as relationship difficulties, self-harm, substance misuse and eating disorders.
CATは対人関係の困難、自傷、物質の乱用、摂食障害など広範な問題を取り扱う。
→ 難しいところに取り組んでいますね
Is there research evidence that it works?
有効なリサーチ・エビデンスはあるのか?
There is evidence that CAT is effective for treating general mental health problems and eating disorders. There are several research projects underway exploring the use of CAT in the treatment of a number of mental health disorders. CAT is recommended in NICE (National Institute of Cinical Excellence) guidelines for several disorders.
CATがメンタルヘルス問題一般と摂食障害の治療に対して効果があるというエビデンスがある。多くのメンタルヘルス障害の治療に対するCATの有効性を調べる研究がいくつか進行中である。CATはNICE(ナショナル・インスティテュート・オブ・クリニカル・エクセレンス)ガイドラインの中でいくつかの障害に対して推奨されている。
How long does therapy last?
セラピーの期間は?
A CAT therapy is weekly for 50-60 minute sessions. A course of therapy can be from 16-24 sessions ― this is negotiated with the therapist at the start of therapy. Between 1 and 5 follow-up sessions are offered after the end of regular therapy. Again this is negotiated with the therapist.
CATセラピーは毎週50-60分のセッションである。セラピーの1コースは16-24セッションであるーセラピーを始めるときにセラピストと話し合って決められる。
1-5回のフォローアップ・セッションが通常のセラピー終了後に提供される。これもまた、セラピストとの話し合いで決められる。
What qualifications can I expect the therapist to have?
セラピストの資質は?
A CAT therapist will have a professional qualification in a mental health related profession and a qualification from the Association of Cognitive and Analytic Therapists. This qualification enables therapist to practice CAT. Some CAT therapists will also be members of the United kingdom Council of Psychotherapists.
CATセラピストはメンタル・ヘルスに関連する分野の専門家の資格と、認知と分析の心理療法家の学会から資格を得る。
この資格があるとセラピストはCATを実践できる。英国心理療法家カウンシルの会員も兼ねているCATセラピストもいる。
→ こういう認証が権力の源泉で腐敗の温床ですね。実際。
What can I expect when I go for an assessment appointment?
アセスメント面接に何を期待するか?
You will be offered a 90 minute assessment appointment. This will be held in an office with two CAT therapists who will take notes and ask questions about the main problems that led you to seek help. You will also be asked about your personal history and your family history.
アセスメント面接は90分である。オフィスで二人のCATセラピストと行われる。助けが必要なあなたのメインの問題について、セラピストはメモを取りながら質問をする。
あなたの個人的な歴史(パーソナル・ヒストリー)とあなたの家族の歴史(ファミリー・ヒストリー)も尋ねられる。
→ 二人のセラピストというのは私と同じ考えだ。
At the end of the assessment you will be asked if you have any questions. If you are suitable for Cat you will be asked if you would like to start therapy. You will be informed of the approximate waiting time. You will also be sent a copy of the assessment letter yourself.
アセスメントの最後に質問があるか聞かれる。CATに向いている場合には、セラピーを始めたいかどうか聞かれる。おおよその待ち時間(期間)を知らされる。
あなた自身のアセスメント・レターのコピーも郵送される。
Once I start therapy what can I expect from the appointments?
セラピーが始まったら、面接に何を期待するか?
The appointments are weekly, in the same room. The therapist and patient sit in chairs for the sessions. The first three sessions concentrate on history taking and technique such a genograms, time lines and the CAT Psychotherapy File. A reformulation letter will be presented in the first half of therapy. This is a collaborative working hypothesis of a patients problems and the origins of these problems.
面接は毎週あり、同じ部屋で行われる。セラピストと患者は椅子に座る。最初の3回はヒストリーを聞くことに集中し、ジェノグラム、タイム・ライン、CATサイコセラピー・ファイルなどの技法が使
われる。セラピーの前半にはリフォーミュレーション・レターが提出される。それは患者の問題と問題の原因に関する共同的な作業仮説である。
→ a collaborative working hypothesis 共同的作業仮説
Maladaptive procedures and harmful relationship roles will be identified and the therapist and patient will work on recognising these patterns, as they occur both in the room with the therapist and in the patient’s life.
不適応な過程と対人関係における有害な役割が識別され、セラピストと患者はこれらのパターンの理解に努める。これらは面接室の中でセラピストとの間にも起こるし、患者の実生活の中でも起こるからである。
→ 不適応パターンは過去の人生にも、現在の生活にも、面接室でも、起こっている。これを三一致の法則という。
Core Conflict Relational Themes in Therapy CCRT 中核葛藤関係テーマ
The therapeutic relationship between the patient and therapist is intended to be warm, non-judgemental and empathic.
Patients will be given homework tasks from time to time to encourage recognising and revising maladaptive procedures.
患者とセラピスト間の心理療法的関係は暖かいものであり、判断を下すものではなく、同情的であることが意図されている。
患者が不適応な過程を認知し変更することを励ますために、時々、宿題が出される。
When the ending is approaching, the therapist and patient will attend to this in the sessions and goodbye letters are exchanged at the last therapy session.
These letters help the process of ending therapy and enable patients to hold on to the gains made in their CAT.
終結が近づくと、セラピストと患者は面接中にそのことに触れ、最後の面接のときにサヨナラのお手紙を交換する。
これらの手紙はセラピーを終了するプロセスを助け、患者がCATで得たものを保持し続けることを可能にする。
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猫ですね。猫の話、好き。
子ども時代に形成されて繰り返される不適切なパタ-ンを認識し、修正・変更する
なんていう文章に接すると本当にに心が落ち着きます
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感想ですが、
パターンを認識し、修正・変更できると信じているところが前向きですよね
フロイトは認識するだけでもう治るんだと初期の頃は言っていたと思います
それを認識するだけでなく修正変更できるというのは
初期の精神分析から一歩踏み出していて
やはり認知療法の要素が入っているのだと思います
そしてパターンを変更できるという信念も認知療法的だと思います
(でも、どう変更すればいいか、誰が決めるんだろうという疑問はある)
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子供の頃に形成されて繰り返される不適切なパターン というのは
私が思うに、何も知らないうちにマイクロソフトのワードをインストールされて
それを使い続けるということですね
ワードは使いにくいと認識するのが精神分析
そんなものさっさと捨てて軽くて便利なソフトを入れようというのが認知療法ですね
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わたしは修正も変更もできないだろうな
と思う悲観論者なのですが
PCでファイルやソフトを消去するとき
実際はハードディスクにはデータは残っていて
単に見出し・タイトルを消しているだけなんですね
だからお相撲さんの事件のようになる
人間の経験もそうで
修正しても上書きしても存在するものは存在するんだと思う
調子が悪くなると古いものが出てくる
体調が良くなると新しい、現在の環境に適応的な行動パターンで生きられる
この辺は退行という考えと似ていると思います