ひととおり徒然草に接してみて、 兼好さんは、安定している、奇抜なことは却下、仲間内の平均をうまく提示する、 激しい感情はない、自分だけの思いつきに固執しない、というような印象 エネルギーレベルは高くない 理想を強く語ることもない 古典を得意に語ることもしない ひとりよがりなところがない 宗教も軽くいなしている 出家しろというのは、何かの宗教がいいというのではなくて、世俗のしがらみを捨てろという意味らしい そもそも徒然草は誰が読んだものなのだろう

ひととおり徒然草に接してみて、兼好さんは、安定している、奇抜なことは却下、仲間内の平均をうまく提示する、激しい感情はない、自分だけの思いつきに固執しない、というような印象エネルギーレベルは高くない理想を強く語ることもない … Read more ひととおり徒然草に接してみて、 兼好さんは、安定している、奇抜なことは却下、仲間内の平均をうまく提示する、 激しい感情はない、自分だけの思いつきに固執しない、というような印象 エネルギーレベルは高くない 理想を強く語ることもない 古典を得意に語ることもしない ひとりよがりなところがない 宗教も軽くいなしている 出家しろというのは、何かの宗教がいいというのではなくて、世俗のしがらみを捨てろという意味らしい そもそも徒然草は誰が読んだものなのだろう