「ソロスの予言『新たな金融帝国は中国』」 マグロ、うなぎ、牛肉、大豆、中国が食べ始めると日本人は食べられなくなる 人民元金融圏に入った他諸国から集まる冨が、人民元の信用をバックアップする価値実体となる。中国は消費大国となり、この半世紀の米国のように、新しい新興国の製造業の市場となり、人民元を支払い、新興国企業が貿易で溜め込んだ人民元マネーを金融市場で増殖する胴元となる。その莫大な利益で国家を運営する超大国となる。中国経済は、製造業の輸出で稼ぐのではなく、金融と消費が成長エンジンに変わる。本来、この「帝

「ソロスの予言『新たな金融帝国は中国』」
マグロ、うなぎ、牛肉、大豆、中国が食べ始めると日本人は食べられなくなる
人民元金融圏に入った他諸国から集まる冨が、人民元の信用をバックアップする価値実体となる。中国は消費大国となり、この半世紀の米国のように、新しい新興国の製造業の市場となり、人民元を支払い、新興国企業が貿易で溜め込んだ人民元マネーを金融市場で増殖する胴元となる。その莫大な利益で国家を運営する超大国となる。中国経済は、製造業の輸出で稼ぐのではなく、金融と消費が成長エンジンに変わる。本来、この「帝国循環」は日本が担うところだったが、日本が米国に遠慮して辞退したため、中国に歴史の順番が回ってきた。
「人々はようやく米国が自国通貨の優位性を利用して世界の富を搾取していたことに気がついた」
「米ドルは信頼を失いつつある。世界は早急に、国際機関を通して民主的かつ合法的に、米国一国支配の経済構造と米ドルの優位性の上に立脚している現在の国際金融システムを変えなければならない」
中国は資本主義の国であり、独自の市場経済を採用し推進している国である。そこには鄧小平の理念とイマジネーションがあり、社会主義市場経済という独自の地平を実現しようとした決意がある。その延長上に、ドル支配の国際金融体制を打破しようとするチャレンジがあり、現行の人民元国際化のプロジェクトがある。そして、そのモデルとして研究し模倣したのは戦後日本の経済政策の一つ一つだった。
7年間、中国の金融経済の実務に携わった者たちは、複雑で大胆なオペレーションを実に多く矢継ぎ早に精力的にやっている。
まさに怒濤の奔流の感があり、中国の官民が昼夜なくエネルギッシュに人民元国際化の事業を準備した状況が分かる。現場はスピード感に溢れている。
AIIBに世界中の国が参加する
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案外早く来てしまったなあ
もっと時間が掛かる予定だったと思うのだが